お笑いタレントで有名な「厚切りジェイソン」さんは、実業家としても知られていますが、最近は、「投資家」としてもメディアで引っ張りだこですね。今回は、「投資でFIRE」を達成し、自由な生き方を手に入れた厚切りジェイソンさんの書籍「ジェイソン流お金の増やし方」について迫っていきます。
この記事を書いた人
この記事を書いたパパ森について、簡単に紹介させてください。
本書のまえがき
表紙を開くとまずは、このように記載されています。
この本を手にした人は、投資に興味はあるけれど、どうしたらいいかわからない。いまさら何を勉強したらいいかわからない。大損しそうで怖くて手が出せない。そんな投資初心者だよね。
芸人・厚切りジェイソンとして仕事をしながら、IT企業の取締役としても仕事をこなし同時に投資家としても活動している僕は、資産運用だけで家族全員が安心して、一生暮らせるほどの資産を15年で増やしました。
「そんなに資産を増やすなんて、きっとすごい難しいことをしているんでしょ?」と思う人もきっといるよね。でも「Why!?」と思わず大声を出してしまうくらい、驚くほど簡単な方法でお金は増えるんだ。
それは、「コツコツお金を入れて、あとは待つだけ」です。冗談のようだけれど、僕は本当にそれしかしていません。毎朝株価をチェックしたり、景気に怯えることは一切ないよ。
人生を変えたいなら、今、すぐ、僕の投資哲学を読んでほしい。読んだあとすぐに行動に移せば、お金は増えていくから!
引用 ジェイソン流お金の増やし方
パパ森は、「GFS」という投資の学校で学び、その後、厚切りジェンソンの書籍を知ることとなりましたが、「考え方は、厚切りジェイソンと総じて同じ」です。
「投資の学校で知り得た情報の重要部分がこの書籍に凝縮されている」のに、僅か2000円足らずでその情報が手に入るなんて、正直「ずるい!」と感じました。
厚切りジェイソンの書籍「ジェイソン流お金の増やし方」には、パパ森が投資の学校で学んだ重要部分と同等の内容が凝縮されて紹介されている。
「まえがき」にもあるように、厚切りジェンソンは、資産運用開始15年でFIREを達成しています。
FIREとは、Financial Independence Retire Earlyの略で、「経済的自立を果たし、自由な生活を手に入れる」ことです。
そんな厚切りジェンソンさんの書籍にはどんなことが書かれているのでしょうか。
厚切りジェンソンの経歴
書籍には、以下のとおり紹介されています。
1986年アメリカ・ミシガン州生まれ。17歳の時に、飛び級でミシガン州立大学へ入学。卒業後、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校へ進み、エンジニアリング学部コンピューターサイエンス学科修士課程修了。
現在は、三姉妹のイクメンパパながら、IT企業の役員も務める二刀流芸人であり、NHK「えいごであそぼwithOrton」にレギュラー出演するほか、情報番組に出演するなど幅広く活動中。
引用 ジェイソン流お金の増やし方
もともと凄い方なんですね。本書では、そんな優秀な経歴を持つ厚切りジェンソンが導き出したとされる資産運用の方法が紹介されています。
さぞかし難しい内容と想像する方も多いと思います。
しかし、「まえがき」にもあるとおり、その方法は、「シンプル」で、「誰でも簡単に真似できる方法」なんです。
ただ、私たちは、アメリカと違い、「お金に関する勉強」を学んでないため、難しく感じますが、正しく学べば、資産運用は難しくも怖くもありません。
本書の構成
本書は、4つのチャプターに分かれています。
1 Why!?お金を増やしたいのにどうしてなにもしないの?
2 お金を増やすための最初の第1歩は支出を減らす
3 ジェイソン流お金を増やす10の方法
4 資産形成は自分の人生を手に入れる手段
以下簡単にどんなことが書かれているのかを紹介するとともに、チャプターごとの「POINT」やパパ森が読んで「グッときたフレーズ」をご紹介します。
1 Why!?お金を増やしたいのにどうしてなにもしないの?
このチャプターでは、厚切りジェンソンが日本人に一番訴えたいことが書かれています。
まずは、「一番のムダ使いは何か」について言及しています。みなさんもきっと「ドキッ」とすることでしょう。
「マネーリテラシー」について、その「必要性」や「日本人のその低さ」について言及しています。やはり、時代は大きく変化しており、私たちのマネーリテラシーも「変革」が求められていることを痛感します。
そして、今すぐにでも取り組んでほしいことや、その方法も端的にわかりやすく説明されています。
・資産運用を始めても「〇」がないと台無しになる。
・FIREとは、「〇」と「〇」のフリーパスポート。
ここのチャプターを読むだけでも、あなたのお金に対する意識が大きく変化することでしょう。
資産を増やせるかどうかは、すぐに行動できるか否かで決まる。
2 お金を増やすための最初の第1歩は支出を減らす
このチャプターでは、普段の生活から見直すことを強く訴えています。
まずは、「投資の大前提」となる基本的な考え方を設例で説明しています。
そして、「簡単に支出を減らす方法を理由付き」で解説しています。これは、パパ森も納得し、早速、行動に踏み出し、「支出を減らすことに成功」しました。
更には、その支出は、「金額に見合うのか」、「今すぐ必要なものか」、「待てば価値が変化しないか」などについて冷静に分析しています。なるほどな話ばかりです。
最後に、「ジェイソン流節約哲学」を惜しみなく解説しています。パパ森も取り入れられることが多く、投資を超えた素晴らしい考え方が学べます。
・資産形成で一番大切なことは、「〇」を抑えて、「〇」を増やすこと
・支出を見直すなら、「〇」することが大切
借金には、「良い借金」と「悪い借金」がある。
※ 内容は本書を読んで確認してください。
3 ジェイソン流お金を増やす10の方法
このチャプターでは、「資産運用の基本的な考え方」から「具体的な投資方法」が紹介されています。
まずは、「投資の一般論」から始まり、厚切りジェンソンが行っている「具体的な投資方法」が紹介されています。
次に、「投資信託とETFの違い」、「インデックスファンドとアクティブファンドの違い」などが紹介され、「リスクヘッジの方法」について、「ドルコスト平均法」の考え方も交えて解説されています。
そして、「厚切りジェンソンのおすすめ商品」も惜しげもなく紹介しています。「S&P500との比較」や、おすすめの理由もしっかり解説されています。
「米国株の歴史」から見えてくることや、「世界の中で米国が占める時価総額」、「そこから見えてくる未来」を語っています。
また、日本で流行りの「NISA」,「つみたてNISA」,「iDeCo」についても徹底解説しています。
更には、投資を始めるのに、壁となる「証券口座の開設」や「おすすめ証券会社」も紹介されています。何も分からない初心者には有難い情報です。また、ある証券口座の「具体的な口座開設フロー」も紹介されています。
更には、厚切りジェンソンが「個別株をしない理由」も色んな角度から解説。パパ森は、少額の個別株をしていますが、基本的な考え方には同感です。
最後に、資産とは言えない「暗号資産」、「コモディティ投資」、「中国株」、「不動産」は、厚切りジェンソンはやらないと明言しています。その理由からすれば、頷けますし、基本路線は、パパ森も同感です。
厚切りジェンソン:僕はとにかく「効率的に資産を増やせる方法」を探し、しかも「面倒にならないような入金方法やルーティン」を模索してきました。その結果、「35歳で経済的自立」を手にし、個別株のように株価や景気に左右されず、毎日気持ちに余裕を持って資産を増やしているよ。
・「〇」に「〇」するだけ。
・「〇」性のある「〇」に「〇」していることが大切
・「〇」か月分の生活費を「〇」で残し、それ以外の収入は「〇」に回す。
・一番資産を増やす方法は、とにかく「〇」こと。
今日が、君にとって一番長く投資をできる日。一日でも長く投資をするために、とにかく今すぐに行動を起こしてほしい。
4 資産形成は自分の人生を手に入れる手段
最後のチャプターでは、「投資の目的」について熱く語っています。
マネーリテラシーがないと、「複利効果で正しく運用している投資」を「詐欺」だとか「悪」だとか「勘違い」してしまう。
「子どもを幸せにする手段のひとつはお金の教育」と語る。日本でも、少しずつ「お金の教育」が導入されてますね。しかしスピードは遅いです。
だから、厚切りジェンソンは、ゲーム感覚で、「わが子に小さい頃からお金の教育をしている」と語ります。
毎日10分ずつ〇〇をする。毎日連続でやって、その連鎖を壊さなければ、いつの間にかすごいことになっている。
日本にも「塵も積もれば山となる」と言うことわざがありますね。
むすびに
厚切りジェンソンは、今までの解説を振り返り、最後にこう結んでいます。
厚切りジェンソン:ここまで読んでもらうと、「お金を増やすことが目的」と「勘違い」する人もいるかもしれないが、それは違う。
ではどうして資産を増やしているのかと言うと、それは「何が起きても家族を守ることができると思える安心」のため、更には、「自分の人生の選択肢を増やす」ためかもしれない。
お金があるからこそ、「家族が望むものを手渡すことができる」し、「挑戦したいことを応援」できる。「生活のためにひたすら仕事をする」のではなく、「自分が今、興味のあることに集中する」ことができる。
お金は、自由を謳歌するための切符なのかもしれない。
小さな一歩をこの本で踏み出して、どうか大きな人生の変化を成し遂げてほしい。
パパ森:本書には、最後に「索引」も設けられており、「アメリカ人とは思えない分かりやすい日本語でしかも丁寧な解説」が続きます。
投資の「と」の知識がなくても「す~」と読み進められる内容となっており、読み終わった頃には、「体がウズウズ」し、とにかく「何かを始めたい」という衝動にかられると思います。
何はともあれ、日本人も今後、「投資が必須」となり、まさに時代にマッチした良書だと思います。
「まずは本書」から。「でも、本書で必要かつ十分」だとパパ森は思います。
買いたい人
この記事をみて、厚切りジェイソンの書籍「ジェイソン流お金の増やし方」を購入したおと思った方は、こちらからどうぞ。
そこまでしなくてもと言う方は、せめて以下の「パパ森の記事」を見ていただければ、厚切りジェンソンの本と同等の知識を得ることができ、安心・安全に資産運用を開始できます。しかも、無料なので超お得ですよ。
ここまでにしたいと思います。
また次の記事でお会いしましょう。