投資

グレートリセットにより将来の投資判断基準が変わる!?~時代の変革期で今何が起きているのか~

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今回は、少し変わった視点から「投資」に関する情報をお伝えします。「グレートリセット」という考えにより従来の概念から新しい概念に変わり、「投資の判断基準が変わる可能性がある」というものです。「投資」に興味のある方や「投資」をしている方には重要なファクタとなる可能性があるので、いち早くここでチェックしておきましょう。

この記事を書いた人

この記事を書いたパパ森について、簡単に紹介させてください。

パパ森ってこんな人 2022.1に、「誰かの役に立ちたい」という思いから、五姉妹パパとしての奮闘記ネタで雑記ブログを開設。途中更新しない時期もありましたが...

グレートリセット

グレートリセット…?

初耳の方も多いのではないのでしょうか。

世界情勢の改善に取り組む国際機関である「世界経済フォーラム(WEF)」が、2021年5月に開催するダボス会議のテーマを「グレート・リセット」にすると発表したことから、注目を集めています。

グレートリセットとは

グレートリセットとは簡単に表現すると、「世界中のあらゆる社会・経済システムを見直す」というものです。

なぜ見直す必要があるのか

現在の「株主資本主義」は多くの国に経済的な繁栄をもたらしてきました。しかし、一方で、株主の利益を優先するがゆえに「環境破壊」や「経済格差の拡大」など多くの弊害も生じています。特にコロナによるパンデミックでは、これらの問題がより激しく浮き彫りとなりました。

要するに、

利益を追求するがゆえに「環境破壊」や「経済格差の拡大」が広がり、大災害が見舞われる。このような社会や経済システムでは世界的な「未曽有の危機に対応きれなくなっている」というのです。

今後、

将来に渡り、新型コロナのパンデミック以上の危機が起こる可能性だって十分にあります。そんな万が一の事態に対応できる社会を今から構築していこうという考えのもとに生み出されたもの、それが「グレートリセット」なのです。

ステークホルダー資本主義

ステークホルダー資本主義…?

こちらも初耳の方が多いのではないのでしょうか。

グレートリセットが目指す経済は「ステークホルダー資本主義」というものです。

ステークホルダー資本主義は、2020年1月に開催されたダボス会議の主題にもなっています。

ステークホルダー資本主義とは

ステークホルダー資本主義とは、「消費者」や「株主」だけではなく、「従業員」、「社会」、「環境」、「取引先」などといった、「ありとあらゆる利害関係者のことを考慮した経済」のことを指します。

これにより、企業による適切な賃金の支払いや自然環境の保護が促進されます。

ステークホルダー資本主義では

ステークホルダー資本主義では「環境破壊」をしていたり、「労働力を搾取」していたり、「情報漏洩の危機がある企業」は”投資リスクが高い”と評価します。

そして、このリスクは「ESGスコア」として数値化されます。

ESGスコア

ESGスコア…?

こちらも初耳の方が多いと思います。

ESGとは

ESGとは「Environment(環境)」、「Society(社会)」、「Governance(企業内統治)」の略です。これらに配慮している企業の「スコアは高く」、「リスクが低い」と評価される”判断材料”となります。

要するに

「その対象企業は、社会的に良い企業なのか。」

「環境に良い事業を展開している(環境に悪影響を及ぼさない)企業なのか。」

「ガバナンス(企業統治)はしっかりしている企業なのか。」

こういったものが判断材料になるということです。

グレートリセット後のステークホルダー資本主義では

グレートリセット後のステークホルダー資本主義では、ESGスコアを利用した「ESG投資」が活発になるようです。事実、近年、ESGに配慮している企業への投資は、増加しており、すでに世界の投資の35.9%を占めていると言われ、今後さらに伸びていくと考えられています。

こちらのサイトで、世界的企業のESGスコアを確認することができます。

もしかすると、今後は、就職活動や転職でも「企業選びの軸」として「ESG投資を受けやすい企業に就職する」という軸が主流になるかもしれません。

まとめ

これから

今後、グレートリセットにより「従来の概念」から「新しい概念」に変わり、「投資の判断基準が変わる可能性」があります。激動の世界が今、大きな壁にぶつかり、変わろうとしています。そんな世の中にあって、投資の世界で後れを取らないためにも、これらの世界の動向に注視しながら、インターネットやメディアを活用し、「情報収集」していきましょう。

それでは、今回はここまでにしたいと思います。

また次の記事でお会いしましょう。

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