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50代以降向け!退職金をどう運用すべきか?

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50代以降になると、退職金の使い道を本格的に考える時期になります。「退職金はどう運用すればいい?」「全額預金しておくのはもったいない?」「投資するにしても、リスクをどう抑えるべき?」このような悩みを持つ方も多いでしょう。今回の記事では、退職金の運用方法や注意点をわかりやすく解説していきます。

この記事を書いた人

この記事を書いたパパ森について、簡単に紹介させてください。

パパ森ってこんな人 2022.1に、「誰かの役に立ちたい」という思いから、五姉妹パパとしての奮闘記ネタで雑記ブログを開設。途中更新しない時期もありましたが...

退職金の平均額と使い道の実態

みなさんの退職金はどのくらいあって、どのように使っているのでしょうか。

1 退職金の平均額

厚生労働省の調査によると、退職金の平均額(大卒・勤続35年以上)は以下のとおりと発表されています。

ただし、企業によっては退職金制度がない場合もあり、事前に自分の退職金額を確認しておくことが大切です。

2 退職金の主な使い道

実態調査によると、一般的に、退職金は以下のように使われるケースが多いです。

➡ 「全額預金」はもったいないですが、「全額投資」も危険です。
➡ 適切に分散させて運用することが重要です。

退職金を運用する際の基本方針

退職金を運用するにあたり、基本となる方針を以下に示します。

1 退職金の全額を投資に回さない

退職金は、老後の生活資金として非常に重要な資産です。「せっかくまとまったお金があるから」といって、全額を投資に回すのは危険です。

【理想的な配分】
退職金の運用を考える際の目安として、以下のような分け方が考えられます。

「50%以上を安全資産に」「30%は低リスク運用」「10%は攻めの投資」 が目安となります。

2 無理に増やそうとせず「減らさない運用」を意識する

退職金の運用で大切なのは、「リスクを抑えながら増やすこと」です。特に、老後は収入が減るため、大きな損失を出すとリカバリーが難しくなります。

具体的な運用方法

ここからは、具体的な運用方法としてお勧めの投資先についてご紹介します。

1 安全資産(50%)

▶ 預金・個人向け国債(ローリスク・ローリターン)

・普通預金・定期預金(生活費の確保)

・個人向け国債(10年・変動金利型)(元本保証&金利上昇時のリスク回避)

「まずは手元に必要な現金を確保する」のが何よりも最優先です。

2 低リスク投資(30%)

▶ 新NISA(積み立て投資枠)・バランス型投資信託

・NISA(積み立て投資枠、年間360万円まで非課税)

・バランス型投資信託(株式50%・債券50%など)

安定的に運用しつつ、長期的な資産形成を目指しましょう。

3 少額の攻めの投資(10%)

▶ 高配当株・ETF(配当金を得ながら運用)

・日本の高配当株(KDDI・JT・三菱UFJなど)

・米国ETF(VYM・HDV・SPYD)

「配当金を生活費の一部に活用」できるのがメリットです。

退職金運用の注意点

退職金の使い道におけるよくある失敗例をご紹介します。

1 一括投資で大きなリスクを取る

退職金を受け取った直後に全額を投資に回すのは大変危険です。 ドル・コスト平均法(分散投資)を活用し、時間をかけて投資するのがベストです。

ドル・コスト平均法?という方は、こちらの記事を参考にしてくださいい。

お金を増やそう!!~初心者も簡単に理解できるドル・コスト平均法~ 資産運用に興味はあるけど、情報が多すぎて何を信用したらいいか分からないって思いませんか。正しい知識なく資産運用で成功することは難しいで...

2 高額な投資詐欺に引っかかる

「絶対に儲かる」「高配当を保証」などの投資話には要注意です。良い話は、向こうからはやってきません。金融庁や証券会社の公式情報をチェックする習慣をつけましょう。

3 生活費を考えずに運用する

「老後の生活費が足りなくなる」ケースもあるため、最低でも5~10年分の生活費は確保しておきましょう。

まとめ

退職金は、老後の資産を守りながら増やすための大切な資金です。退職金運用は無理せず、賢く分散するのが得策です。

無理なく、安全に、賢く運用して、豊かなセカンドライフを楽しみましょう。

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では、今回はここまでにしたいと思います。

また次の記事でお会いしましょう。

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