ビリヤードキューの簡単おすすめタップ交換～初心者でもこれさえ見れば大丈夫～

使用頻度や好みにもよりますが、あまり薄くなるとタップ本来の効果が得られにくくなります。

まあ、まだ使えると言えば使えますが、キューミスが気になり始めたので、交換の時期と判断しました。

タップを交換すると、それだけでパフォーマンスが向上するということもあるかもしれませんよ！！

今回準備した道具はこんな感じです。

全部が必須というわけではありませんが、あると便利な道具もあります。

今回、交換するタップは、信頼と実績がある「KAMUIオリジナルM」です。

今まで斬シリーズのＨを使用（硬度硬め）してきたので、今回は気持ちも新たに違うジャンルのカムイオリジナルＭ（硬度普通）を選びました。

それでは、作業工程を１つずつ紹介していきます。作業時間は、１～２時間程度見ておくといいと思います。

パパ森は結構慎重派なので、いつも２時間程度かかります💦

まずは、新調したタップの先角と接着する部分をサンドペーパーの面に合わせ、軽く円を描くように動かして面取します。

コ　ツ

あまり力を入れすぎないこと、やさしく回す

先角部分とタップの境目を確認したら、ORFAカッターを差し込み、てこの原理を利用してカットします。綺麗に境目に差し込めなくても、次の工程「先角の面取り」で綺麗にできるので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。ちょっと、画像は見ずらいですが、できる限り先角とタップの境目を目指しています。

コ　ツ　

カッターは垂直を意識しましょう

古いタップを切り取ったら、先角部分に残っているタップを綺麗に除去していきます。カッター大型用替刃を先角部分へ水平に当て、カッター大型用替刃を回しながら少しずつ削っていきます。この記事の「タップのＲ出し」を書きながら気が付いたのですが、この作業は、先に紹介したタップカッターマニアの白い側を使えば簡単に削り取ることができるようです。

コ　ツ

あまり力を入れない、やさしく

注意点

先角部分まで削らないように

今後の作業工程の中で、先角が汚れたり削れたりしないように先角にマスキングテープを貼ります。

コ　ツ　

マスキングテープが先角の先にはみ出ないようにしましょう

マスキングテープを貼ったら、いよいよタップの取り付けです。キューを垂直に立て、先角部分に瞬間接着剤を１～２滴垂らし、慎重にタップを接着します。その後、接着後の空気抜きのため、キューを垂直に立て（タップを下側）、キューの重力を利用して何回か軽くトントンとします。

コ　ツ　

接着の際は、一方向から見るのではなく、左右前後のバランスを見て慎重に取り付けましょう。

注意点　

ここの接着が大きくずれてしまうと、今後の作業が難しくなるので要注意です。

タップが接着できたら、タップの側面をキューの側面に合わせて削りますが、まずは、ORFA カッターを使ってまずは粗く削ります。

コ　ツ　

てこの原理を利用すると楽です

注意点　

活きよい良くカットすると、削りすぎてしまい取り返しのつかない事となりかねないので、少しずつ様子を見ながら削ります。

いよいよタップをキューのラインに合わせて真っ直ぐに削り出していきます。ここが一番難しい工程です。カッター大型用替刃をタップに対して直角より少し角度を付け、少しずつ少しずつキューを回転させながら、余分なタップを削っていきます。

コ　ツ　

カッターの側面はキューにぴったり付けましょう。

注意点　

削りたいあまり、タップに対してカッターの側面が入り込んでしまうとタップを削りすぎてしまうので注意が必要です。

削り出しの最後の工程ですが、タップの先端を丸く削り出します。ここは、やすりを使って削る方法（以下の「参考にしたサイト」参照）もありますが、タップカッターマニアが楽ちんなので、パパ森はいつもタップカッターマニアを使います。使用方法は簡単で、タップカッターマニアの黒い側（アーチのマーク）にタップを差し込み、軽く回転させるだけです。何回か回したら削り具合を確認しながら少しずつ削ってください。

コ　ツ　

キューとタップカッターマニアを真っ直ぐに差し込みましょう

注意点　

タップカッターマニアの白い部分は形が違うので間違っても白い部分に差し込んで削らないようにしてください。

発　見　

この記事を書きながら気が付きましたが、このタップカッターマニアの白い部分は先角の面取り工程で使用するもののようです。今まで知らなかった・・・。

最後に、タップの側面を締めます。一般的には鼻の油や唾をちょいと手に付けタップの側面に塗り込み、サンドペーパーの裏（紙側）でタップ側面を強く挟み込み、少しずつきりきりと言わせながら締め込みます。最後にタップにチョークを付ければ、もうプレーできますね。

パパ森が初めてタップ交換したときに参考にしたカムイのサイトです。こちらは動画で紹介されているので、わかりやすいです。

ビリヤード用品ってどこで買えばいいの？という方向けに、ビリヤード専用サイトをご紹介します。一般的なビリヤード商品はここで十分賄えます。

ビリヤードプレーヤーが一番利用しているサイトだと思います。

ニューアートに次いで利用されているサイトです。パパ森は、ニューアートで在庫切れや取り扱いがないときによく利用しています。

少しマニアックですが、個性を生かしたい。オリジナルのキューを作りたいという方はこちらも参考にしてください。

紹介した工程を辿れば、だれでも簡単にタップ交換ができますが、やはり初めての作業は緊張するものです。失敗したらと考えるとなかなか実際の作業に移れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういう方は、タップを２つ準備しましょう。失敗しても、もう１つあるから大丈夫という心理状況にしておけば意外とうまくいきますよ！

さぁ、自分のキューは自分でメンテする！タップ交換は自分で行い、更にビリヤードを楽しんでいきましょう！！