

近年、投資がちょっとしたブームになっていますね。そんな中、どこに投資したらいいか分からない方も多いと思いますが、今回は、投資の王道インデックス投資についてのメリット・デメリットを徹底的に、かつ初心者にもわかりやすく解説します。
インデックス投資とは?
まず、インデックス投資について簡単に説明しましょう。
• インデックス投資とは、市場の平均(例:日経平均株価やS&P500など)に連動する投資信託やETFを購入する投資手法です。
• 「市場全体に分散投資することで、安定したリターンを狙う」のが特徴です。
インデックス投資のメリット
では、インデックス投資のメリットについて解説していきます。
1 長期的に安定したリターンが期待できる
• 歴史的に見ても、米国市場(S&P500)は年平均6~7%のリターンを記録しています。
• 個別株よりリスクが低く、安定した資産形成が可能となります。
2 低コストで運用できる
• アクティブファンド(プロが運用する投資信託)よりも信託報酬が圧倒的に低いです。
• 例えば、楽天・全米株式インデックスファンド(VTI)は「年間0.162%」程度のコストで運用できますが、アクティブファンドだと数パーセントかかる商品もざらにあります。
3 初心者でも簡単に始められる
• 個別株を選ぶ必要がなく、毎月積み立てるだけですむので、初心者でも始めやすいです。
• 「つみたてNISA」や「iDeCo」を活用すれば、税制優遇も受けられます。
4 分散投資ができる
• インデックスファンド1本で数百~数千の企業に分散投資することが可能です。
• 例:S&P500に投資すれば、Apple・Microsoft・Amazonなど500社に分散投資することができます。
5 感情に左右されにくい
• 個別株だと値動きに一喜一憂しがちですが、インデックス投資なら「市場平均」に投資するので冷静に運用することができます。
インデックス投資のデメリット
では、次にインデックス投資のデメリットについて解説していきます。
1 短期的な爆発的リターンは期待できない
• 個別株のようにテンバガー(10倍株)を狙うことは非常に難しいです。
• 短期間で大きく儲けたい人には向きません。
2 市場全体が低迷すると下がる
• 市場全体に投資するため、暴落時にはすべてが下がることになります。
• 例:リーマンショックやコロナショック時は大きく下落しました。
3 元本保証がない
• 銀行預金とは異なり、元本が保証されないため、リスクがあります。
• ただし、長期運用すれば回復する可能性は非常に高いです。
4 投資先の選択肢が限られる
• 「市場平均に連動する」という性質上、成長株だけに投資したい場合には向きません。
• 例:テクノロジー株だけに投資したいなら、NASDAQ100などの指数を選ぶ必要があります。
インデックス投資が向いている人・向いていない人
上記メリット・デメリットを踏まえ、インデックス投資が向いている人と向いていない人を見てみましょう。
インデックス投資が向いている人
✅ 長期的に資産を増やしたい人
✅ 毎月コツコツ積み立てできる人
✅ 投資の知識が少なくても始めたい人
✅ 低コストで運用したい人
インデックス投資が向いていない人
❌ 短期間で大きなリターンを狙いたい人
❌ 個別株で市場平均を超える利益を狙いたい人
❌ 市場が下落したときに冷静でいられない人
1980年から2024年までの44年間、S&P500に毎月3万円ずつ積み立てた場合

年平均リターンを7%と仮定すると、最終的な資産額は約9,940万円となり、約1億円もの大金になります。
元本は 1,584万円(3万円 × 12ヶ月 × 44年) なので、運用による利益が約8,356万円 という結果になります。
これは「複利」の力によるもので、長期間コツコツ積み立てることで大きな資産を形成できることがわかりますね。
複利について、解説した記事はこちら

まとめ
インデックス投資は「ほったらかし投資」が王道であり、かつ、初心者にもおすすめの投資手法と言えます。
確かに短期の利益は期待できませんが、長期的に資産を増やすには最適な投資方法と言えます。
まずは、 つみたてNISAやiDeCoを活用して、少額から始めてみませんか?
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では、今回はここまでにしたいと思います。
また次の記事でお会いしましょう。
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