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「ゲームは子どもに悪影響なの?」「ゲームと学力の関係って?」こうした疑問を持つ親御さんは多いですよね。実際、「ゲーム=悪影響」というイメージを持つ人もいますが、研究ではゲームが脳の発達や学習に良い影響を与える側面もあることが分かっています。この記事では、「ゲームが脳に与える影響(良い面・悪い面)」「ゲームと学習の関係」「ゲームと上手に付き合うためのルール作り」について詳しく解説していきます。
ゲームが脳に与える良い影響とは?
まずは、ゲームが脳に与える影響を考えてみましょう。ゲームには「悪い影響」ばかりが注目されがちですが、実は脳の働きを向上させるメリットもあります。
1 認知能力や問題解決能力の向上
パズルゲームや戦略ゲームは、「問題を解決する力」や「論理的思考力」を鍛えるのに役立ちます。例えば、『Minecraft』では「創造力」や「空間認識能力」を高めることができます。
2 集中力・判断力の向上
アクションゲームは、「素早い判断力」や「集中力」を養うことができます。研究では、FPS(ファーストパーソン・シューティング)ゲームをプレイすることで、目の動きや反応速度が向上することが示されています。
3 手と目の協調性が向上
ゲームをすることで、「手と目の連携(ハンドアイコーディネーション)が発達」し、スポーツや楽器演奏にも役立ちます。
4 英語やプログラミングの学習にもつながる
英語のゲームをプレイすることで、「語彙力」や「リスニング力」が向上します。一部のゲームでは、プログラミングの基礎が学べるものもあります。(例:『Minecraft Education Edition』)
ゲームが脳に与える悪い影響とは?
では、逆に、ゲームが脳に与える悪い影響とはどのようなものがあるのでしょうか。
1 睡眠不足・生活リズムの乱れ
夜遅くまでゲームをしてしまうと、睡眠時間が削られ、「集中力や学力が低下」する可能性がある。特にブルーライトの影響では寝つきが悪くなりやすいです。
2 ゲーム依存のリスク
長時間プレイしすぎると、ゲームがやめられなくなる「ゲーム依存」になることもあるので注意が必要です。世界保健機関(WHO)も「ゲーム障害(Gaming Disorder)」を正式な病気として認定しています。
3 学習時間の減少
ゲームに夢中になりすぎると、宿題や勉強の時間が削られ、成績が下がることもあるので、注意が必要です。
ゲームと学習の関係
次に、ゲームと学習の関係についてみていきます。
1 ゲームを活用した学習方法
教育系ゲームの活用を考えてみましょう。『算数忍者』や『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』など、「教育に役立つゲーム」が今は増えています。ゲームのルールを作ることで、 ゲームの中で「戦略を立てたり、情報を整理する力」が身につきます。
2 「ゲームはご褒美」として活用する方法
宿題を終わらせたら30分ゲームOK など、ゲームをモチベーションに学習に取り組む方法も考えられます。「ゲームの時間を減らす」より、「ゲームをどう使うか」を意識することが重要と言えるでしょう。
ゲームと上手に付き合うためのルール作り
最後に、ゲームと上手に付き合うためのルール作りについてお伝えしたいと思います。
1 ゲーム時間のルールを決める
1日1時間まで(例:平日は30分、休日は1時間)とか、夜9時以降はプレイ禁止(睡眠の質を確保するため)とか、宿題や家の手伝いを終えたらOK(メリハリをつける)などとルールを決めると良いでしょう。
2 「ながらプレイ」を避ける
食事中や勉強中はゲームをしないなど、メリハリをつけるルールを作りましょう。
3 ゲームの種類を選ぶ
教育的要素があるゲームを優先し、過度に暴力的なゲームは年齢に応じて制限するようにしましょう。
まとめ
ゲームというだけで「敵」などと捉えるのではなく、1つの「ツール」として捉えるようにしましょう。

ゲームは悪ではなく、使い方次第で学習に役立つツールになります。しっかりとルールを決めて、ゲームとの上手な付き合い方を学びましょう。また、親子で話し合いながら、健全なゲーム環境を作ることが大切です。
・ ゲームを禁止するより、一緒にルールを作ることが大切。
・ ゲームの話題を親子で共有することで、コミュニケーションのきっかけにもなる。
・「勉強のご褒美」としてゲームを活用する方法も考えよう。
このように、ゲームがもたらす「メリット」と「デメリット」を理解し、子どもと一緒に「ゲームとの上手な付き合い方」を考えていきましょう。
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では、今回はここまでにしたいと思います。
また次の記事でお会いしましょう。
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